ゴールデンウィークの喧騒が去ったあとの知床は、
まるで深呼吸をするように静かで、やさしい。
新緑がほんのりと山肌を彩りはじめ、
流氷が去った海は、キラキラと春の光を映し出す。
ヒグマの足跡を恐る恐るたどりながら
ゆっくりと草を食べるエゾシカと目が合う。
双眼鏡の先には、渡りを終えた野鳥たちの姿。
カヤックで近づく断崖の下には、
アザラシが昼寝をしていることも。
野鳥のさえずりだけが響く森の遊歩道を、
誰にも邪魔されず歩ける贅沢。
5月の知床は、自然が静かに目を覚まし始める「生命の劇場」。
旅人をせかすものは何もなく、
ただ、豊かな時間が流れています。
人の少ない連休明けのこの季節だからこそ、
本当の知床に出会える。
知床の旅はゴールデンウィーク明けがおすすめです。
春風に誘われて
知床ずらし旅。
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