「癇癪 (かんしゃく)起こしてんじゃないわよ」
若かりし頃、母によく言われたこの一言。
結婚しても、
夫とぶつかる度に、癇癪がもう一段階ギアを上げ
皿やワイングラスを割ったり、ノートパソコンも犠牲に。
でも一番鋭かったのは言葉で相手の精神を
ごっそり削り取るスキルだけは、
若い頃からずば抜けていた。
何を隠そう、「癇癪道」を極めた
気性が激しい癇癪の黒帯叩き上げ。
ごめん。
けれど、ある日ふと気づいてしまったのです。
このままでは、自分も、周囲も傷つけてしまう。
「これはもう、どうにかせねば」と、
ワインを手に心理学の扉を叩きました。
そこで学んだのは、驚くべき真実。
癇癪って、悪者扱いされがちだけど、
むしろ、それは飛行機を飛ばすジェット燃料のようなもの。
とんでもない熱量を持ち、方向さえ誤らなければ、
誰よりも高く、遠くまで飛べる推進力になる
実は“ジェット燃料”だったってことに気づいちゃった。
方向さえ合えば夢を飛ばす燃料になるって。
癇癪持ちのあなた。
その感情の強さに、どうか落胆しないで。
あなたの中には、静かな人には持ち得ない、
「爆発的な創造力」と“突破力”が宿っている。
もちろん、誰かにぶつければトラブルになる。
けれど、うまく整えて燃やせば、
誰もが真似できないエネルギーになる。
ちょっと熱すぎるだけ。
アイスコーヒーの代わりに熱々のエスプレッソのダブルを注文しちゃっただけ。
大事なのは、そのエネルギーの使い道。
SNSで暴れるのは、燃料漏れ。
陰で誰かをディスるのは、排気ガスの逆流。
夢に注げば、すごい加速力になる。
マダムも、癇癪の火力でここまで来れた。
ソムリエ試験合格突破に結構この燃料利用した。
癇癪持ちでなかったらソムリエ受からなかったと思う。
まじ確信してる。
癇癪の裏には、強い願いや理想がある。
「こうであってほしい」
「なぜ誰も気づかないの?」という魂の叫びがある。
「わかってほしい、認めてほしい、愛してほしい。」
癇癪の裏にあるのは、ただそれだけの気持ち。
ならば、怒るより先に、
ひとこと『寂しかった』って言ってみた方がいい。
そのほうが、ずっと強くて美しい。
癇癪という、「未精製の才能」を
作品にしたり
資格試験突破など人生の推進力に変え方が
ずっと有意義で楽しい。
私も、その癇癪のエネルギーでここまで歩いてきた。
だからこそ、癇癪という“才能”を否定せず、
むしろ愛おしんでほしいと思う。
真っ平らで穏やかな人にはない、
あなたならではの熱がきっと誰かを動かす日が来るから。
癇癪は、夢の点火スイッチ。
夢を叶える時、人はちょっと怒ってるくらいがちょうどいい。
あなたの癇癪、どうか大事に。
今夜もまた、グラスを傾けながら、
あの日の自分を、
少しだけ誇らしく思うマダムです。
今夜はサタデーナイトフィーバー
madam悠華
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。