
6月7日、村本大輔さんの
スタンダップコメディを観てきました。
ライブの感想を結論から申し上げますと、
彼の笑いは万人向けの甘いデザートではないけれど、
圧倒的な熱量とタブーなしの「言葉のナイフ」で、
平和ボケした日常に刃物を突き立てるような2時間でした。
やっぱり、世界を渡り歩いているプロはすごいなぁぁ。
そう思わずにはいられない極上のお笑いで、
すっかり大ファンになってしまいました♡
思ったのは、
プロの表現者はただ人を喜ばせるだけでは終わらないということ。
時には不快感や戸惑いさえ生み出しながら、
その奥にある思考や感情を引き出していく。
綺麗事でコーティングされた世の中の「理不尽」や、
誰も口にしたがらない問題を、
笑いというメスで次々と可視化していく技がすごい。
本当に不思議なのは、
その鋭さは痛快でありながら、
ちょっとした緊張感のなかに、
フッと肩の力が抜けるような絶妙な「脱力感」が
散りばめられていることです。
彼のトークは、最初から分かりやすいナイフを突きつけてくるわけではない。
むしろ、一見なんてことのない日常の風景を語りながら、
じわり、じわりと外堀を埋めるように、
部屋のなかの温度を上げていく。
誰も口にしたがらないけど
誰かが言って欲しい何かを
時間をかけて濃密に溜めていくあの独特の空気感。
客席のワクワク感が極限まで高まり、
息を呑んだその瞬間、
彼はフッと肩の力が抜けるような絶妙な「脱力感」を放り込んでくる。
張り詰めた空気をワッと笑わせて一瞬で武装解除してしまう、
その落差の清々しさは、
まさに心の澱(おり)を流すデトックスで、
本当に気持ちがいい。
村本さんのスタンダップコメディには、
そんな底知れない緩急の力があるのだと知りました。
政治的、社会問題、
世の中のタブーを笑いに持ち込むことに抵抗を感じる人もいるし、
価値観を刺激されて不快になる人もいるかもしれない。
だれかが笑ったり喜んだりするのを受け入れられないような人は、
最初から聴かない方がいいとも思った。
「誰も傷つけない笑いこそが理想だ」という考え方もある。
確かにそれも大切。
しかし私たちは、
いつも優雅なサロンでお茶を飲みながら暮らしているわけではない。
理不尽、タブー、不安、ストレスと
向き合いながら日々を生きている。
だからこそ、
ときには少し刺激の強いお笑いが必要なんだと強く思いました。
上等なワインが人を選ぶように、
彼の笑いも「自分の頭で考える覚悟」がある人だけに届く、
最高の癒やしだと思う。
人が笑いを選ぶのではない。
笑いに人が選ばれているのではないかとも思いました。
よく笑うことで体内のナチュラルキラー(NK)細胞という、
がん細胞やウイルスを攻撃する免疫細胞が
一時的に活性化するという研究データが存在するらしいですね?
いまのこの過酷な現実のサバイバルを
乗り切る最高のエネルギー源にするためにも、
これからは笑うことにお金を使おう!と
マダム決意しました!
お笑いは単なる娯楽ではなく、
鋭い刺激とクスッとした脱力で、
厳しい現実を生き抜くための大切なエネルギー補給なのだからね。
村本さん!ニューヨークから知床まで来てくれて本当にありがとう!
いたきちさん!場所を提供してくれてありがとうございました。
片付けのお手伝いもせずさっさと帰って来てしまってごめんなさい。
知床という土地へ面白いことを仕掛け、ライブを形にしてくれた、
実行委員の佐々さんの熱量にも大感謝です。
本当にありがとうございました。
でわまたね
マダム慶子
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。