流氷明けのご褒美「蟹ロック」解除

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こんにちは!

オホーツクの厳しい冬が明け、
海がその表情を和らげる
穏やかな4月の休日。

 

ふと、「今日は毛蟹だな」と思ったんです。
理由なんてなくて
ただ食べたいという、正直な欲望だけです。

 

 

31年前に斜里に嫁いでからというもの、
毛蟹は買うものではなく
いただくものという、
なんとも贅沢な常識に
包まれて生きてきました。

 

 

だから正直、自分で買うなんてほぼ初めて。

 

でもね、ふと思ったんですよね〜。

「もらえるかもしれないから買って食べない」って、
それ、ちょっと違うよね。

 

そろそろ、その「蟹ロック」を解除してもいいんじゃない??

ってね。

 

とはいえ毛蟹。
優雅に食べられる相手ではありません。

 

タラバのような長い脚はなく、
短くて、ぎゅっと詰まっていて、
とにかく「面倒くさい。」

ハサミでチョキッ。
ちょっと身が顔を出した瞬間、即、口へ。

の繰り返し。

 

 

真剣に食べるからこそ
ちょっと疲れます。

会話?
無理です。

気づけば食卓は静寂。

 

いや、真剣勝負の沈黙。

 

言葉が出る前に、口が動く。

そこへ冷えた「キリン一番搾り」を流し込めば、
口内はもう完璧に封鎖されます。

 蟹、ビール、蟹、ビール、蟹、ビール・・・。 

 

もはや、マインドフルネスの領域。

 

 

そして、ついに真の主役が姿を現します。


甲羅の中に鎮座する「蟹ミソ」に出会った日には、
美味しすぎて危うく気絶。

 

あれはもう、ドラッグですね。笑

一口で、軽く意識が遠のきます。

 

漁師さんが命懸けで海に出て、
こんな素晴らしいものが
水あげされる町に住んでいて、
「もらえるかもしれないから買わない」なんて、
もったいなさすぎる。

 

美味しいものに出会ったら、
食べたいと思った時に
自分のお財布を開いて、
自分の意志で手に入れる。 

 

誰か任せでも、タイミング任せでもなく、
自分の心と胃袋を、
自分の責任で喜ばせる「大人の嗜み」。
大人に許された最高のエンターテイナー。

 

私っていい歳のとり方してるよね?
なんてちょっと思ったりして笑

 

誰かに喜んでもらうために尽くす心も、もちろん素敵。 

でも、

 

まずは自分自身を最高にもてなして、
幸せホルモンをダダ漏れにさせること。


さっさとやっておかないと
あっという間にアチラの世界へいく日がやってきちゃうからね。

 

 

もし「これは贅沢かも?」と思うものに出会ったら、
ぜひ一度、身銭を切って味わってみてください。

 

満足度、まったく違います。

 

 

その一口は、ただの食事じゃなくて、
ちゃんと自分を満たす力になるから。

「身銭を切って消費する」という、
ささやかな社会貢献と、
それをちゃんと楽しめている自分への満足。

 

 

幸せホルモンがこぼれる、春の休日でした。

楽しい週末を〜

madam 慶子

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