なぜ「ゾンビ臭」の主は、涼しい顔をしているのか?

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なかなか話題にしづらい「ゾンビ臭」のお話、第二幕です。

ゾンビ臭の何が厄介かといえば、
本人が「全くの無自覚」であることです。

なぜ彼らは、
周囲が鼻をつまみたくなるような臭いに気づかず、
涼しい顔をしていられるのでしょうか。

長年カウンター越しに、
人間の「生活の解像度」を観察してきた
マダムの視点から、
その心理を紐解いてみましょう。

 

理由は脳のシステム

人間の脳には
「順応(じゅんのう)」という
機能があるからです。

 

鼻は五感の中で最も疲れやすく、
同じ臭いを嗅ぎ続けると、
脳は「これは生命に危険がない情報だ」と判断して
情報をシャットアウト(麻痺)してしまいます。

 

たとえると
香水のきつい人が、
自分では「香りが薄くなった」と感じ
さらにつけ足してしまうこと

自分の家の「生活臭」
「ペットの匂い」に気づかない。とか。

賑やかなビストロでBGMが
いつの間にか聞こえなくなるように、
脳にとって自分の臭いは「背景音」と
化してしまうのです。

 

 

ゾンビ臭の厄介な点は、
乾いている時は「無臭」を装っていることです。

 

 

本人が家を出る瞬間(乾いている時)は臭いません。
しかし、外に出て汗をかいたり、
雨に降られたりした瞬間に、
繊維の奥の「ゾンビ」が目を覚まします。

 

本人が気づくのは、
常に「周囲が不快に思った後」と
いう残酷なタイムラグが発生します。

 

 

「加齢」によるセンサーの感度低下

残念ながら、
年齢を重ねると視力や聴力と同じように、
嗅覚の感度も緩やかに低下します。

特に自分の臭いに対する客観性が失われると、
「自分は大丈夫」という
根拠のない自信にすり替わってしまいます。

 

本当に「気づかない」だけなのか?

「気づいていない」のではなく、
薄々気づきながらも
「認められない」という
心理的ハードルがある可能性もあります。

「自分は清潔にしている」
「自分は大丈夫」という過信が
ゾンビ臭を
「私じゃない。今すれ違ったあの人じゃない?」と、
都合よく解釈させ
大人の品格を損なう落とし穴も無視できません。

 

 

第一に大事なことは
自分の鼻を信じるのではなく、
常に疑うようにすることです。

自分という銘柄の価値を下げないために
洗い方を少し変えてみることが
得策だと思います。

反論の視点
本人が気づかないのは、
家族を含む周りが優しすぎるからだという
意見もあります。

しかし、大人の世界で「臭いますよ」と
指摘してくれる人は稀です。

そんな厳しい視点を持つことが、
目に見えない信用を失わないための第一歩です。

ゾンビ臭を「知識不足による事故」として定義し、
「目に見えない信用」を
失い続けることをなくすために。

 

マダムは発信します。

次回はゾンビ臭パート3
伝え方の美学
についてです。

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