Domaine Quentin Jeannot Bourgogne Rouge 2018

Domaine Quentin Jeannot Bourgogne Rouge 2018

ドメーヌ・カンタン・ジャノ ブルゴーニュ・ルージュ
どこか素朴で素直な美味しさ…
古き良きブルゴーニュの面影を
今なお残す
サントネ を体現する注目の生産者。
サントネだからこそ叶う最高のコストパフォーマンスを 発揮する。

 

畑はドメーヌの本拠地、
サン・セルナン・デュ・プランの南東向き斜面に ある
。
樹齢は約40年。
瑞々しいイチゴやチェリーのアロマ。
ピノ・ノワー ルの香り高さが
素直なタッチで描かれた味わいには、
甘酸っぱい赤系 果実が染みわたる。

 

生産者:ドメーヌ・カンタン・ジャノ Domaine Quentin Jeannot

行政区画上の県としてのコート・ドールの最南端の村となるサントネは、生 産されるワインの85%が赤という、赤主体のアペラシオンである。かつての評 価は今よりもはるかに高く、19世紀前半には現在の約1.5倍となる500ha近い 畑からワインが造られ、ヨーロッパ各地で楽しまれていた。今日では、その栄 光は忘れられがちだが、シャサーニュ・モンラッシェの丘陵から地続きの地勢 や、コート・ド・ニュイに似た地層を持つサントネが、ブルゴーニュが誇るピノ・ノ ワールの銘醸地であることは疑いようがない。マット・クレイマーは著書の中 で、サントネはおいしい赤の産地であり、その価値は食事との相性での中で はかられるべきだと述べている。
1995年に設立されたフィリップ・ジャノは、所在地こそ近隣のサン・セルナ ン・デュ・プランとなるが、サントネを中心にワインを手掛けるドメーヌである。 設立者のヴァレリーとフィリップ・ジャノ夫妻は、彼らの叔父の一人が運営する 醸造所で醸造家として働きつつ、ワイン造りのノウハウを学び、少しずつ畑を 買い足し、独立を果たした。現在では、所有畑は10haまで広がり、2018年から 息子のカンタンがドメーヌを引継ぎ、2代目当主となった。

栽培では土壌の自然なバランスを尊重し、リュット・レゾネを採用。殺虫剤な どの薬剤の使用は最小限に抑え、畑の余分な雑草は除草剤ではなく草刈り 機で除去する。また、収量制限のために、全ての区画でグリーン・ハーヴェス トや除葉を実施している。健全でクオリティの高いブドウを得るためには、1年 365日、畑仕事は欠かせないという。
醸造面では抽出はあくまでソフトに行い、単純な濃さではなく、素直な果実 の風味を追及している。畑とセラーで計2回選果した後、完全除硬したブドウ をステンレスタンクで約1週間低温浸漬させ、自然酵母で10-14日間アルコー ル発酵。低い圧力でプレスした後、バリックで10-12ヶ月間熟成させる。
温泉地としても知られるサントネは、きらびやかな発展を遂げる前のコート・ ドールの風景を思い起こさせる村ともいわれる。フィリップ・ジャノのワインはま さしく、古き良きブルゴーニュの面影を今なお残すサントネそのものの味がす る。どこか素朴な雰囲気が漂う、素直なおいしさを備えた香り高いピノ・ノワー ルだ。彼らのサントネは、「望み通りのピノらしいサントネ」というコメントとも に、初掲載のギド・アシェット2015年度版で1ツ星を獲得している。

 

生産地:フランス ブルゴーニュ

葡萄品種:ピノ・ノワール 100%

@3100

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